国公立の医学部を受験するにあたって

目次

1.国公立の医学部を詳しく知る
2.偏差値上位の国公立大学医学部 東京大学編
3.偏差値上位の国公立大学医学部 京都大学編
4.偏差値上位の国公立大学医学部 大阪大学編
5.入試に役立つ参考書

 

1.国公立の医学部を詳しく知る

国公立とは国立と公立の両方を含めた言葉である。
公共予算で設けられる大学です。国立大学は全国的、公立大学は地域的。
国公立大学医学部の偏差値
医学部受験は狭き門と言われていますが、中でも国公立大学は難関です。
まずは国公立大学医学部上位ベスト10の偏差値をご覧ください。
この偏差値は2015年度大手の予備校3校の偏差値の平均のランキングとなっています。
1.東京大学 理科三課 偏差値 74.2
2.京都大学医学部 偏差値72.3
3.大阪大学医学部 偏差値71.3
4.東京医科歯科大学 医学部 偏差値70.7
5.九州大学医学部 偏差値70.3
6.千葉大学 医学部 偏差値70
7.東北大学 医学部 偏差値69.5
8.名古屋大学 医学部 偏差値 69.2
9.京都府立医科大学 医学部 偏差値 68.5
9.神戸大学 医学部 偏差値 68.5
9.広島大学 医学部 偏差値 68.5
参考に文系の偏差値1位は東京大学文科1類ですが偏差値は69.3になります。
上記医学部の偏差値と見比べていただければわかると思いますが、文系1位の偏差値も医学部の偏差値では8位になります。
これを踏まえても医学部の受験は厳しいのがおわかりいただけると思います。
ただこれで偏差値が届かないからと諦めるのはまだ早いです。
大学入試はその大学によって問題が異なります。
過去問題をしっかり分析して、自分の得意なところが重点的に出されている大学を受験するのも良いかと思います。偏差値以上に高得点が狙える可能性があるからです。
偏差値は一つの目安としてお考えください。
・国立医学部の授業料
国公立を受験しようと思われる中で学費安いのが一番というかたも多いと思います。
国立大学医学部の授業料は
入学金 282,000円
年間授業料 535,800円
6年間の合計約350万円となります。
これが私立大学医学部だと平均約3300万円にもなります。
比べて頂いてもわかる通り、国立と私立だと10倍近い金額の差があります。
ただこの国公立の授業料も親に頼らず払おうと思っておられる方には高額となります。
そのため奨学金制度もありますのでご検討ください。
・国公立の入試
国公立大学医学部受験には総合大学であっても他とは違い、医学部独自の問題が出題されることもあります。
その他医科大学では難易度の高い出題傾向にあります。
しかし難易度のかなり高い出題に関しては、低い得点率でも合格できる場合があります。
また、国公立大学の場合は面接試験や小論文を実施しない大学もあります。
国公立大学の医学部では地域医療に力をいれていることもあり、その地域に残って医師になってほしいと思われているところも多いです。
そのため面接のある大学ではそういったことも踏まえて面接に臨むことも大切だと思います。
学力だけではなく、将来を見据えての面接であることも考えておいてください。
・国公立大学の推薦入試
国公立大学の医学部のほとんどが高校の評定に高い基準が設けられていることが多いです。
また試験問題も難易度が高い傾向にあります。
そのため国公立医学部の推薦入試にはしっかり対策をたてておく必要があります。
各大学の情報をきちんとあつめて、対策をたててください。

 

2.偏差値上位の国公立大学医学部 東京大学編

・東京大学 医学部の歴史
東京大学医学部は約150年前に設立されました。
この学校は日本で2番目に作られた医学校だそうです。
設立の際には数十名の蘭医が私財を投じて作られたそうです。
江戸時代に流行っていた天然痘に対して、種痘を開始したのがきっかけなのだとか。
「種痘をすると牛になる」という間違った迷信のある時代に、勇気をもって種痘を行い多くの人の命を救いました。
また初めから解剖や整理などの教育をされていたことから、設立者たちに先見の明を感じることのできる学校です。
数々の発見も今日までに卒業生のみなさんがされています。
それはどれもノーベル医学賞をもらう十分な実績があると言われています。
・二つの科
東京大学医学部には医学科と健康総合科学の二つがあります。
その二つがどう違うのかを簡単に説明します。
医学科は医師養成が目的で、その中でも研究医を養成するのが大きな目標です。
それぞれの分野で新しい発見をして、世界に情報発信できることを目指しています。
健康総合科学は健康の維持、病気の予防、看護、介護などについて学びます。
生命科学・行動科学・社会科学・情報科学などの基礎研究から、臨床科学としての看護学までを幅広く学ぶことができます。
入学後最初の2年間は一般教養を学びます。
その後進学の振り分けがあります。
医学科は理3、理2、その他の全科から合計110名をとられます。
健康総合化学は理系、文系の両方から最大40名の進学が可能です。
2年間の成績が優秀で、医師を希望する人には医学科への編入制度もあります。
この大学で学ぶ医学、健康科学は、高齢化が進む近年の社会でこれからもっと重要となってくるだろうと思われます。
・医学部の進学制度
医学部は理科3類の教育学部で2年間学んだあと残り4年間を医学部として医療分野の学習をします。
6年間学ぶ点では他の医科大学と同様ですが、2007年度入学者までは理科3科からの医学部医学科への進学が全員可能であったのが、2008年度入学者より成績も考慮されるようになりました。そのため場合によっては留年する可能性もあります。
逆に2つの科で先に記述した通り、理科3類以外の学部からも成績次第では編入可能となってます。
・進路に関して
医学科の進路は大きく分けると臨床医として研修を行う、基礎医学研究課程に進む、医療行政、国際医療協力などの分野に進む3つになります。
中でも臨床医を志す人が一番多くなっています。
そのためには医師国家試験を受験して医師免許を取得しなければなりません。
その後卒業したら臨床研修を開始します。
次に多いのは基礎医学研究です。
こちらは臨床医を経験した後に基礎医学研究に携わる人をいれると、これまでで卒業生の約1割になります。
ただ近年は基礎医学系教室の医学部卒業生の割合は減少している。
この進路に際しても医師国家試験を受けて、医師免許を取るのがふつうである。
医療行政、国際医療協力などに進む人は、社会医学系の講座の大学院に進学したり、厚生労働省、地方自治体などに就職されています。
この場合でも医師国家試験をうけて医師免許を取るのが一般的です。
どの進路に向かうにしても医学部で学ぶこと、学べること、知り合うことのできたネットワークを最大限に生かしてほしいと願っています。
・2015年度の入試科目と配点
センター試験
国語 200点
理科(物理、化学、生物、地学から2科目) 200点
英語(英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語から1科目※リスニングなし) 200点
数学(数Iと数Ⅱ、工業数理、簿記会計、情報関係基礎から1科目の計2科目) 200点
社会(世界史B、日本史B、地理B、倫理・政経から1科目) 100点
個別試験
数学(数IⅡⅢab) 120点
英語(英IⅡ・リーディング・ライティング、ドイツ語、フランス語、中国語から1科目 120点
理科(物理・物理基礎、化学・化学基礎、生物・生物基礎から2科目) 120点
国語(国語総合、国語表現I) 80点
センター試験でのボーダーラインは正解率95%以上といわれています。
そのため合格にはセンター試験のミスは致命的です。
・入試の倍率
2014年度前期 受験者数392人 合格者数100人 倍率3.92倍
2013年度前期 受験者数393人 合格者数100人 倍率3.93倍
2012年度前期 受験者数393人 合格者数100人 倍率3.93倍
・医学部の学費
学費は他の国公立大学と同額です。
初年度 学費(入学金、年間授業料、その他諸経費合計約100万円
6年間で350万円前後となっています。

 

3.偏差値上位の国公立大学医学部 京都大学編

・京都大学 医学部の歴史
明治30年に京都帝都大学を設立。その2年後に医科大学を開設されました。
百年以上の歴史と伝統をもつ医学部です。
この歴史の中で数々の医学者、医学研究者を輩出しています。
また独創的な医療や研究成果を発信し続けています。
京都大学の精神は100周年当時の医学部長が使われていた「3C」がぴったりの表現だと言われています。
この「3C」とは「Curiosity」「Challenge」「Continuation」です。
その意味とは、医学と医療にはまだ想像する以上にたくさんの未知があります。
たくさんの勉強をして多くの医学知識を持って医療現場に出たとしても、多くの未知が広がっていることに立ちすくむことがある。
でもその未知に魅入られ(Curiosity)、その解明と解決をめざして果敢に挑戦し(Challenge)、
その志を継続していくこと(Continuation)だそうです。
・二つの科
医学部医学科
京都大学医学部は、医療の第一線で活躍する優秀な臨床医、医療専門職、次世代の医学を担う医学研究者、教育者の育成をされています。
単に既存の知識の応用だけではなく、病気などの背後にあるものを見抜いて、自分の頭で考え、新しい知を創出できる人を育てています。
また日本だけでなく、世界をリードする医師や医学研究者を養成するために、6年間のカリキュラムを通じて基礎から最先端まで医学全般を広範囲に学びます。
医学部人間健康科学科
看護学専攻、検査技術科学専攻、理学療法学専攻、作業療法学専攻の4専攻を設置しています。
健康科学において広い視野と高度な知識・技術・豊かな人間性を備えた医療スタッフの教育・育成を行っています。
また、健康科学を新しい学問的分野として追究することが求められている中で、学問に対する探究心と人間に対する深い洞察力、高い倫理観を兼ね備えた国際的にも活躍できる人材を送り出すことを目指しています。
・進路について
看護学専攻:ここでは看護師、保健師の国家試験受験資格が得られます。
(保健師過程については2年次にそれまでの学習進度による判定と試験による学内選抜)
進路は病院、診療所、訪問看護ステーション、保健所、市町村、高齢者施設、研究機関・省庁・国際機関、学校、などさまざまです。
就職は医療系、官公庁、一般企業、教育研究機関などがあります。
検査技術科学専攻:検査技術科学専攻を卒業した者、卒業見込みの者は、臨床検査技師の国家試験受験資格が得られます。
この国家試験に合格すると臨床検査技師の資格を取得できる。
進路は病院・医療機関でのエキスパート、大学院に進学して研究者・教育者・病院医療機関、生命科学系・製薬系企業の研究所、臨床検査関連試薬・機器メーカーでの研究開発、試験検査機関(食品・微生物・毒物)、公衆衛生・保険関連分野、医療情報系期間・企業などいろいろな方面で活躍する場があります。
理学療法学専攻:理学療法学専攻を卒業した者、または卒業見込みの者は、理学療法士の国家試験受験資格が得られます。
この国家試験に合格すると理学療法士の資格を得ることができます。
進路は近年、医学療法士養成施設は急増しているが、高度先端医療などの高い専門性が求められる現場においても対応できるように、大学で高度な専門教育を学んだ理学療法士の需要はますます増えていくと考えられます
主なところではリハビリテーションセンター、国公立病院、私立病院、老人保健施設、肢体不自由児施設、通所リハビリテーション施設、大学院進学、行政機関、教育機関、研究機関などがあります。
作業療法学専攻:作業療法学専攻を卒業、あるいは卒業見込みの者は作業療法士国家試験の受験資格が得られます。
この試験に合格すると作業療法士免許を取得できます。
進路は作業療法士の活躍の場として、医療、保健、福祉、教育、研究など様々な分野があります。
医療では総合病院や大学病院、リハビリテーションセンターなど。保健では保健センター介護老人保健施設など。福祉では、肢体不自由児施設、精神障害者福祉施設など。教育・研究においては作業療法士養成機関(大学・専門学校)があります。
作業療法は身体障害、精神障害、発達障害の各専門領域に分かれていますが、就職先の割合は身体障害領域が多くなっています。
・2015年度の入試科目と配点
センター試験
国語 50点
理科(物理、化学、生物から2科目) 50点
英語(英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語から1科目) 50点
数学(数IA、数ⅡB) 50点
社会(世界史B、日本史B、地理B1科目) 50点
個別試験
数学(数IⅡⅢAB) 250点
外国語(英語、ドイツ語、フランス語、中国語から1科目) 300点
理科(物理、化学、生物から2科目) 300点
国語(国語総合、現代文、古文) 150点
面接
試験は前期試験のみです。後期や推薦入試、AO入試などはありません。
また二次試験(個別試験)で国語があり、国公立大学の医学部としては珍しいです。
・入試の倍率
2014年度 受験者数326人 合格者数112人 倍率2.9倍
2013年度 受験者数317人 合格者数112人 倍率2.8倍
2012年度 受験者数305人 合格者数111人 倍率2.7倍
2011年度 受験者数302人 合格者数110人 倍率2.7倍
2010年度 受験者数279人 合格者数109人 倍率2.6倍
・医学部の学費
初年度 学費(入学金282,000円、年間授業料535,800円、検定料17,000円 合計約85万円
入学免除
入学料の納付が困難な学生(正規生のみ)に対して、下記項目に該当する場合は選考のうえで入学料の全額または半額の免除を受けることができる。(別途決まり有)
1. 入学前1年以内において、出願者の学費負担者が死亡し、または出願者もしくは学費負担者が風水害等の災害を受け、入学料の納付が著しく困難であると認められる場合
2. 1.に準ずる場合で総長が相当と認める事由がある場合
3. 総長が指定する大規模災害により学資負担者が被災し、入学料の納入が著しく困難であると認められる場合(現在、総長が指定する大規模災害は、東日本大震災(福島原発事故を含む)のみ)
授業料免除
授業料の納付が困難な学生に対して、次のいずれかに該当する場合は、選考の上で授業料の全額または半額の免除を受けることができる。(別途決まり有)
1. 経済的理由によって授業料の納付が困難であり、かつ、学業優秀と認められる場合
2. 授業料の納付期限前6月以内(入学した日の属する期分の授業料免除の場合は、入学前1年以内)において、学資負担者が死亡し、または出願者もしくは学資負担者が風水害等の災害を受け、授業料の納付が著しく困難であると認められる場合
3. 2.に準ずる場合で総長が相当と認める事由がある場合
4. 総長が指定する大規模災害により学資負担者が被災し、入学料の納入が著しく困難であると認められる場合(現在、総長が指定する大規模災害は、東日本大震災(福島原発事故を含む)のみ)
・受験生サポート
京都大学生協協同組合が「京都大学生協受験生サポートweb2015を開設しています。
ここでは京大受験☆応援メルマガといって受験に役に立つ先輩からのアドバイスなどを配信されています。
また京大生の合格体験記や学部の紹介、また受験に際してのホテルの紹介や交通手段など様々な情報が載っています。
一度ご覧になられるといいと思います。

 

4.偏差値上位の国公立大学医学部 大阪大学編

・大阪大学 医学部の歴史

大阪大学は1931年に日本第8番目の帝国大学として創設されました。
しかし大阪大学の原点は1838年に緒方洪庵が設立した適塾に見いだされます。
明治新政府により1869年に設立された大阪仮病院や大阪医学校がさまざまに変化し、1931年に医学部と理学部の2学部からなる大阪帝国大学が創立されたのです。
司馬遼太郎が長編歴史小説の冒頭で「適塾という、むかし大坂の北船場にあった蘭医学の私塾が、因縁からいえば国立大阪大学の前身ということになっている」と書いています。
緒方洪庵の「人のため、世のため、道のため」という精神と大阪府民の学問への思いが大阪大学に受け継がれているそうです。
大阪大学の原点である適塾とは?
適塾は緒方洪庵が江戸や長崎で蘭学・医学を修行後、大坂で医院とともに開いた私塾であります。24年にわたって種痘法やコレラ治療法の研究を進められました。
その適塾からは、福沢諭吉、大村益次郎、長与専斎、大鳥圭介、佐野常民、橋本左内などをはじめとする明治を切り開いた1000人近い塾生が育っています。
のちに大阪帝国大学を設立しますが、帝国大学は、国の施策によって、日本最上位の国立高等教育機関および研究機関として設置されました。
大阪帝国大学は、帝国大学でありながら民間の医師と財源により創設された大学です。
のちに1949年新制大阪大学へ。
その後、大阪大学は次々と新しくユニークな学部・大学院・研究所などを整備していきました。
現在では吹田・豊中・箕面キャンパスを持ち、日本屈指の研究型総合大学となりました。
過去から引き継がれた精神を受け継ぎながら、未来へと大きく羽ばたく様々な努力を行っているそうです。
・二つの科
大阪大学医学部には2つの科があります。
医学科と保健学科です。
医学科は世界の医学・医療の発展に貢献できる人材育成をされています。
そのため、次のような学生を望んでいます。(HPより抜粋)
・物事の本質を見極め適切な判断を迅速に下せる人
・自由な発想と豊かな想像力により独創的な提案のできる人
・倫理をわきまえ豊かな人間性を身につけて社会と交流できる人
・自らの信念を貫徹する強い意志と他人の考えも受け入れる柔軟性を併せ持つ人
以上4項目です。
上記のような学生を得るために学力だけではなく面接内容も受験合否に大きく関わってきます。
しかし、このように大学側がほしい人材が明確に示されているので、面接対策もたてやすいのではないでしょうか?
保健学科には看護学専攻、放射線技術科学専攻、検査技術科学専攻と3つの専攻があります。
看護学専攻は看護学とともに、人文科学、社会科学、自然科学、外国語等に関連した科目、健康科学、医学などを学びます。
放射線技術科学専攻は放射線(X線、ガンマ線など)の他に超音波、磁気、電磁波、光、熱などの物理事象を生体に応用して、画像化して治療を行う技術を教育研究の対象としている。
広く生体医用物理工学を学び、幅広い医療技術者、医療科学者の養成を目指している。
検査技術科学専攻は歴史的にも新しく、発展性と将来性に富んだ分野です。
検査技術科学の基本は物理的、化学的、形態的、分子生物学的技術を駆使して、人体からの情報を正確に受信します。そしてこれを分析して疾患発生の予知・予防、疾患の診断、治療法の結果判定、将来の状況の予測に役立てます。
検査技術科学の分野は広いため、学生各人の適性に応じて専門を選択することができます。
・進路について
看護学専攻:卒業後は各種医療施設、保健行政機関、企業健康部門へ。
また、大学院へ進学後、看護学の研究に取り組み、看護教育者・研究科学者を目指すことも期待されています。
放射線技術科学専攻:卒業後の進路は大きく分けて3つです。
1・病院で診療放射線技師として臨床に参加。もしくは新しい診断法・治療法の研究に従事
2・医療関係の企業に就職して、新しい診断・治療機器装置の開発またはアプリケーションスペシャリストとして新規装置の開発及び技術指導により発展、普及に貢献
3・大学院への進学し、より高度な研究を目指す。
検査技術科学専攻:検査技術科学を学ぶと病院の検査部、検査センター、製薬企業研究所、食品製造業を含む健康関連産業、検査機器メーカー研究所、バイオサイエンスを実践する大学研究機関などがあります。
・2015年度の入試科目と配点

センター試験
国語 100点
理科(物理、化学、生物から2科目) 100点
英語(英語*リスニングあり、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語から1科目) 100点
数学(数IA、数ⅡB・工業数理、簿記会計、情報関係基礎から1科目の計2科目) 100点
社会(地理、歴史、公民から1科目) 配点は前期100点、後期50点
前期
数学(数IⅡⅢAB 150分) 200点
英語(英IⅡ、リスニング、ライティング 90分) 200点
理科(物理・物理基礎、化学・化学基礎、生物・生物基礎から2科目 150分) 200点
面接
後期
小論文(科学論文 180分) 450点
面接(個人及び集団) 500点
大阪大学医学部の偏差値は前期・後期とも高いです。
関西圏の医学部では最高クラスの難易度です。
面接に関しては上記2つの科で述べたとおり、大学側のほしいのはどのような人かということを踏まえて、面接に臨んでください。
・入試の倍率
2014年度前期 受験者数232人 合格者数85人 倍率2.7倍
2014年度後期 受験者数30人 合格者数15人 倍率2倍
2013年度前期 受験者数217人 合格者数85人 倍率2.5倍
2013年度後期 受験者数26人 合格者数16人 倍率1.6倍
2012年度 前期 受験者数232人 合格者数88人 倍率2.6倍
2012年度後期 受験者数27人 合格者数15人 倍率1.8倍
・医学部の学費
初年度 学費(入学金282,000円、年間授業料535,800円、 合計約82万円)
・奨学金制度
経済的な理由で授業料の納入が困難であるが、学力基準を満たす学生に対し、授業料の全額または半額が免除される制度があります。
また、学業・人物ともに優秀で、かつ経済的な理由により修学が困難な学生に、奨学金を貸与または給与する制度もあります。
1・日本学生支援機構 第1種・第2種奨学金
2・地方公共団体・民間奨学団体の奨学金
この奨学金制度の他に大阪大学では「大阪大学未来基金教養教育優秀賞」というのをもうけていて、これは学部2年次学生を対象に、教養教育において優秀な学業成績をあげた学生を表彰するもので、その副賞として20万から25万円を授与する制度や、「大阪大学未来基金専門教育優秀賞」という賞もあり、こちらは学部3次学生を対象として、所属学部で履修する専門教育において優秀な学業成績を上げた学生を表彰するとともに、副賞として25万円(40名以内)を授与する制度も実施している。
これによって学業に対するモチベーションもあがるのではないでしょうか?
また大学には学生寄宿舎(学生寮)もあり、またアパート、マンションの紹介も生協が行っている。

 

5.入試に役立つ参考書

参考書といっても人によって良いと思うものは変わってくると思います。
ここでは実際に使っておられたかたの体験談をもとに、教科ごとの参考書の紹介をしていきたいと思います。
ます初めに大学を受験するにあたっての本
『大学受験の教科書』はじめの一歩編 改訂3版
この本では失敗はパターン化する、正しいスタイルが逆転を生むといった内容が書かれています。普通が最短であることを伝える本である。
この本を読んだ人の感想ではとてもわかりやすかった。という人が多く、基礎の大切さがよくわかったと言われている方もいます。
その内容はごくごく当たり前なこと。
この本に書いてあることはとてもオーソドックスなこと。
・つまずいているところまで戻りなさい。
・下のレベルを100%にしてから次に進みなさい。
・「解けなかった問題を解けるように」勉強しなさい。
しかしその当たり前が出来ていない人が多いのだと思います。
一度読んで原点に返ってみてください。
・数学編
「センター力UP! はじめからわかる数学」 学研
センター対策用となっているのですが、それだけではありません。
解説はとてもわかりやすく、数学を基礎で行き詰まっている人にも最適な本となっています。
これを使っている人のほとんどの人が、とてもわかりやすいと言われています。また苦手な数学が好きになったと言われている人も多いです。シンプルな解説がとてもいいと好評です。
これ1冊で基礎からセンター試験までいけるというのだからお勧めの本だと思います。
「スバラシクよくわかると評判の馬場敬之の合格!○○」(○○は各項目があります)
こちらは受験問題の中から良問を選択して、構成されています。
こちらも説明が丁寧でわかりやすいと評判のようです。
また地方国公立を狙っている人には入試レベルの演習用問題集になっていて、試験前の本番同様の試験練習にはもってこいなのではないでしょうか?
・英語編
「超基礎がため わかる!英文法」
こちらは本当に英語が苦手で苦手で仕方がない人にやってもらいたい参考書です。
ゼロからわかる超基礎の英文法。
ある程度英語ができる人の復習などには物足りなさ過ぎて不人気ではありますが、英語がとことんダメな人には、これで英語が好きになったと言われる本です。
実力のある方にはお勧めはできませんが、基礎の基礎から始めたい方にはお勧めです。
「これが入試に出る!英文法・語法問題ベスト400」
とても見やすくて解説も詳しいと評判の1冊です。
400という問題数を少ないと言われる方、多いと言われる方様々ですが、両方の方に取り組みやすくて良いと言われてます。数をたくさんやれば良いわけではなく、きちんと要点を絞ってやるというのも大切なのだろうと思います。
良問が掲載されているというこの本を一度やられてはいかがでしょうか?
ただし、上級の方に少し物足りない問題になっているかもしれません。
「神戸文章の英語合格英作文作成法」
こちらは英作文のルールや注意点をまとめた英作文マニュアルの改訂版です。
これをやられた方は構成がとてもいいと言われています。
国公立大学の入試で出題が増えているという自由英作文の対策ページも大幅に増え、解答例も充実されているので、国公立をお考えの方にはお勧めの1冊だと思います。
・理科編
1・物理
「大学入試 漆原晃の物理基礎・物理【電磁気編】が面白いほどわかる本」
こちらの表紙をみてこれで大丈夫なの?と思われるかたもいらっしゃると思います。
表紙にはアニメのイラストが描かれております。
中はというと、とてもわかりやすいと人気です。表紙に惑わされずに一度手に取ってみてはいかがでしょうか。
2・化学
「早わかり科学I 二見太郎の超基礎理科塾」
こちらは題にもあるとおり基礎からの本になります。
文系などから医学部を目指される方や化学が苦手なかたにお勧めの1冊です。
早くわかるように作られているので、こちらの問題集でいち早く基礎をマスターして、レベルアップしていってください。
「理論化学計算の解き方がよくわかる本 照井俊の化学」
こちらは基礎をマスターされた方がステップアップに最適な本です。
買われている方みなさんとてもわかりやすく使いやすいと言われています。
つまずきやすいところがよくわかるので、苦手が見つけやすく、またつまずきを回避できるようになります。
ここまで様々な参考書を上げてきましたが、実際に手に取ってみてください。
お1人お1人の学力レベルが違うので、これが良いと言われていても自分にはまだ早かったり、逆に全然物足りなかったりということがあると思います。
たくさんの参考書が出回っているので、自分に合ったものを見つけるのは大変でしょうが、そんな時はその本を買われた方の意見を聞いてみてください。
パソコンで本の題名を検索すれば、購入された方のレビューが載っています。パソコンをお持ちでない方でも、最近ではほとんどのみなさんスマートフォンをお持ちだと思います。
たくさん参考書を持っていても身にならなければ意味がありません。
ぜひ、これだと思う本を見つけてください。

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