医学部合格への勉強のコツ

目次

1.「医学部合格に求められる暗記力」

●体験者が語る、医学部受験生、医学部生に必要な暗記力
●医学部医学科に合格するには暗記を徹底?!
●暗記主体にならざるを得ない医学部受験
●医学部合格を目指す効率的な暗記法

2.「集中力が欠けていると医学部合格はできない」

●受験勉強に必要なのは「集中力」、「反復」、「勉強時間」
●受験勉強で培った集中力は就職後も役立つ!
●受験勉強で集中力が続かない理由

3.「医学部合格のためのテクニック」

●医学部受験合格のための前提条件
●医学部受験で合格するためのテクニック

4.「医学部合格のための受験勉強中の楽しみ」
5.「医学部合格のための受験勉強の息抜き」

 

 

1.「医学部合格に求められる暗記力」

●体験者が語る、医学部受験生、医学部生に必要な暗記力
現在、40代の男性医師が10年以上前に医学部を受験した体験談を紹介します。
医学部を目指したきっかけは、医師という職業が勉学を続けながら働く仕事であることで、自分にはそういう仕事が向いていると思ったことです。
両親が医学部への進学を応援してくれたことも大きかったです。

第一志望は国立大学医学部で、私立大学の理工学部も併願で受験しました。
国立大学の理系学部は医学部でも理工学部でも、基本的な勉強方法は同じで受験科目や受験に必要な分野は大体共通しています。
数学は記述問題、英語は長文読解を重点的に勉強し、理科で必要とされることが多い2科目は、どちらもある程度得点しないといけないのでしっかりした対策が必要です。

通っていた予備校が個別指導ではなかったので、面接や小論文の指導は受けませんでした。
その代わり、父親に面接官役をしてもらって何度も面接のシミュレーションをしました。
ただ、医学部の面接は受験生の選別をするという目的で行っているわけではないので、面接官受けの良い模範的な回答を模擬面接で行う必要はなく、普通に落ち着いた受け答えをしていれば問題はないと思います。

一方、小論文は通信教育の個別指導で添削してもらう方法を選びました。
勉強以外で医学部合格のためのモチベーションの維持や健康管理などについては、予備校の講師からアドバイスを受けました。
曰く「明確な目標(医学部合格)を持ち、それに向けて努力していることに自信を持ち、合否の結果に拘わらず、そのこと自体素晴らしいことだと自覚する」ことです。

通常、予備校で実施される模試は本試験よりやや難易度が高く設定されていますので、思ったより模試の点数が伸びないと不安になることがあります。
しかし、模試はあくまで模擬試験であり、重要なことは本試験で合格点を取ることであることを念頭に置いて下さい。
最後に医学部生となって、勉強していく上で必要と感じているのが「暗記する力」です。

医学部のほとんどの教科が暗記を必要とする科目で、試験は合格点を取れるまで再試験を実施し、合格点に達しなければ留年となります。
医学部合格を目指すときに必要な暗記力は、医学部生の試験で、また医師国家試験に合格するまで重要な要素となります。

●医学部医学科に合格するには暗記を徹底?!
「暗記」と聞くと世界史の地域名や事件、年号、日本史で言うと年号、時系列の把握、文化史を思い浮かべる人が多いかも知れません。
医学部受験は一見暗記科目とは関連がないように思われがちですが、実は医学部医学科に合格している人の多くは暗記を徹底して行っているのです。
以前、三重大学医学部医学科に合格した受験生のエピソードから紹介します。

彼は高校時代、定期テストは学年で3番以内に入るようなトップクラスの成績を取っていました。
大学は文系志望だったのですが、実家の職業の関連で医学部を志望することにしました。
文系志望だったため、理科は生物を選択し、高校1年生の夏から医学部合格を目指して理系学部志望の学習スタイルを始めます。

得意科目の英語は徹底して極めるようにしたので、全統記述模試は偏差値70を常に上回り、数学と化学、生物の演習問題も徹底して行いました。
もともと成績優秀だったこともあり、理科系科目も数学も偏差値68以上をキープし、マークシート模試と記述模試でも常に判定はAでした。
ただ、社会が苦手科目で年号の暗記では、1192年に室町幕府ができたと勘違いしていた位のレベルでした。

国立大学を受験するには社会の科目は避けて通ることができず、高校2年生の時点でセンター試験の社会の科目で何を選択するか大変迷いました。
英語、数学、理科、国語は相当得意であるにも拘わらず、社会だけが極端に点数レベルが低い状態でした。
他の4教科で得点できるのであれば、社会の科目は暗記力で何とかなるというアドバイスをする人もいます。

彼が高校2年生の冬の進路調査で決断したのは、医学部受験生の主流である地歴B科目ではなく、現代社会を選択しました。
社会の受験科目では地理Bが主流ですが、公民系を選択したことになり、満点は非常に難しい現代社会を選択したことが後々正解となります。
高校3年生になると得意な英語は学力をキープするようにして、数学ⅢCと化学Ⅱと生物Ⅱの演習量を重点的に増やすようにしました。

平日の学習時間は10時間を超え、休日となると16時間机に向かって学習しました。
現役合格を目指していたので、高校の授業を終えて医学部の受験勉強をしていたので、相当にハードな勉強をしていたと思います。
理科系科目は生物を選択しており、コンピュータ調査によれば、生物の暗記量は物理のおよそ1.8倍とされているくらいなので暗記に苦労しました。

物理だと微積分で誘導できる公式が多くありますので、実質的な生物の暗記量は物理の6倍になるとされます。
彼は高校3年生の夏休みも同様の勉強をして、全統記述模試の数学ⅢC、理科はA判定でしたが、マークシート模試は社会の得点率が70%程度だったため、全体で90%を超えずA判定とはなりませんでした。
高校3年生の夏から暗記を徹底して行うことにし、生物と現代社会の暗記分野をすべてコピーし、テキストに貼ったり、トイレにも貼ったりして覚えるようにしました。

結果的にセンター試験で800点を超え、三重大学医学部の地域枠に合格しました。
彼は合格後のインタビューで「できるヤツは計算問題はできるが、暗記は覚えていなければどうにもならない」と答えていました。
有名な予備校の講師が授業中にいつも「暗記の大切さ」を説いています。

生物の学習では暗記は当たり前と思われていますが、ただ暗記するだけでなく、事柄の内容を論述できなければ完璧に暗記したとは言えません。
医学部生になっても暗記が勉強のかなりの割合を占める事実があり、例えば解剖学では体中の筋肉や神経、骨などをすべて暗記し、大学の中には英語だけでなくラテン語で解剖用語を覚えるところもあるようです。
医師国家試験に合格するまで暗記は避けて通れません。

その代わり、医学部受験の暗記分野は得点源になるので非常にありがたいです。
暗記力には計算力や思考力などの学力は必要なく、覚えてさえすれば良く、偏差値が高いから強いと言うものではありません。
医学部医学科合格を目指す人は暗記分野を疎かにしないことです。

●暗記主体にならざるを得ない医学部受験
以前から受験問題への根強い批判として、「暗記人間を増やす」、「問題の本質を理解して解答するべき」というのがありました。
大学入学後、研究者となるための勉強をするには得意科目だけを勉強し、自分で考えながら書物をめくり、試行錯誤しながら解答を得るという学習のプロセスが必要です。
それは正論ですが、医学部受験に関する批判としては当たりません。

というのは限られた日数の受験生活で医学部受験に臨むには、本質を理解するために自分で思考しながら書物で調べるという時間は確保できないからです。
しかも医学部受験の範囲は総じて広く、ある程度の勉強時間を確保し、効率的に受験科目を勉強していく必要があり、非効率な勉強で時間をロスしてしまうと受験までの残り時間が少なくなります。
このような医学部受験で合格点を得るためには、暗記主体の勉強法に頼らざるを得ません。

医学部側も受験で判断するのは暗記人間かどうかということではなく、与えられた受験問題で合格点を取れるだけの学力があるか、努力をしているか、暗記した知識を使いこなす力があるかどうかということです。
医学部受験生は少しでも効率よく、ムダなく、医学部受験の広い範囲を頭にインプットすることが重要で、「問題を考えながら解答して理解する」、「関心を持って調べるから身につく」という批判は受験において説得力を持ちません。
問題の本質を理解しながら解答する時間は、受験においてはただのムダな時間で、受験問題に関心を持つ必要もありません。

医学部に合格さえすれば、好きなだけ関心のある教科の専門的な勉強ができます。
医学部受験突破に必要なことは得意科目を作ることではなく、苦手科目を作らず、平均して7割の点数を取ることです。
医学部受験生にはあらゆる受験科目に相応の時間をかけ、幅広い勉強をすることが求められます。

●医学部合格を目指す効率的な暗記法
偏差値41から勉強を始め、1年間浪人して医学部に合格した人が実施した、効率的な勉強法があります。
1日に14時間以上机に向かったり、予備校に時間を費やしたりしたときは成績が伸びなかったのに、効率的な勉強法に変えてから成績がアップしています。
医学部合格に限らず、受験勉強には暗記が必要不可欠で、すべて暗記すれば完璧ですが、現実的ではないので効率的な暗記法を用います。

3つの方法があり、1つは「繰り返して何度も見る」ことです。
英単語を暗記する例で言うと、同じ単語を紙に何度も書いて覚えるより、時間を減らして繰り返し回数を増やす方が効率的な暗記法です。

2つ目は「声に出して読む」ことです。
暗記は脳に記憶を焼き付けることで、そのためには五感を使うことが大事です。
視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚のうち、声に出して読むと視覚と聴覚を使いますので、脳に記憶させやすくなります。
脳は五感に直結しており、視覚と聴覚を使うと脳が活性化して暗記力が高まります。
例えば英語のテキストを声に出して読み、他の教科ならこれがこうだからこの答えになるんだなと、自分で声に出して納得しながら頭に入れて行くと効果大です。

3つ目は「睡眠中の脳の機能を有効に利用する」ことです。
よく睡眠時間を削って受験勉強をする人がいますが、逆効果です。
脳は睡眠中にその日の情報を整理する機能があり、寝ている間に脳に記憶が定着して行きます。

睡眠時間が極端に短いと、記憶する時間も少なくなってしまいます。
脳科学者のデータによれば、ベストな睡眠時間は6~7時間なので、前日にがんばって勉強したのに翌日頭に入っていないのであれば、睡眠時間を十分に取ると良いかも知れません。
また、あまり根を詰めて長時間勉強することは効率的な勉強法ではありません。

成績が伸び悩んでいる人、他人より勉強しているのに結果が出ない人は、今一度勉強法を見直してみましょう。
医学部受験だけでなく、受験勉強で必要な記憶力がアップするような勉強法を身につければ、どんな難関大学にも合格できるはずです。

 

2.「集中力が欠けていると医学部合格はできない」

●受験勉強に必要なのは「集中力」、「反復」、「勉強時間」
名古屋大学医学部医学科の学生の合格体験記から紹介します。
公立小学校から鹿児島のラサール中学に進学、高校まで過ごして名古屋大学医学部医学科に現役合格しています。
中学受験時に一年半河合塾、大学受験時に少人数制の予備校に二ヶ月通っています。

受験勉強で意識していたのは「集中力」、「反復」、「勉強時間」の3つです。
合格する人はまず、皆「集中力」があります。
2時間をダラダラと勉強するより、1時間がっつり集中して1時間しっかり遊んだ方が学習内容は身につきます。
理想は集中できるなら2時間勉強した方が良いですが、長時間の集中が難しければ、1時間勉強して30分休憩するペースで良いと思います。

2つ目の「反復」については、エビングハウスの忘却曲線というグラフが参考になります。
人間は今学習したことも24時間後には75%忘れてしまうとされ、一度で記憶を固定化することはできないので、5~6回反復することでようやく脳に記憶されます。
参考書はどれを選ぶかということより、薄い参考書を回数多くこなした方が効果は高いと思います。

3つ目の「勉強時間」は、合格するためにはある程度の時間をこなす必要があります。高校時代サッカー部に所属していたので、平日2時間、休日7時間の勉強時間でした。
高校3年生の受験時期には平日5時間、休日8時間に増やしましたが、後で聞くと医学部医学科に合格した人たちはフツーにもっと勉強していました。

●受験勉強で培った集中力は就職後も役立つ!
祖父が田舎町の開業医で小さい頃から医者に対する憧れがあり、大きくなって手に職を持って自立したいという気持ちもあり、医学部を目指した女性医学部生の合格体験記から紹介します。
現役生で予備校に通っていましたが、ひたすら苦痛でガマンすることの鍛錬に役立った程度でした。
基礎を徹底して教えるような予備校の方が良いと思います。

受験生の時は小論文の模試があり、場数を踏むことができました。
面接については緊張しないで済むように、入学後に授業を受ける先生たちの顔を覚えておこうという気持ちでした。
学習面以外でモチベーションの維持については、同級生が頑張っているのが役立ちました。

健康管理については運動不足で便秘がち、健康的な生活とは言えなかったので、体調を壊さないよう、普段から規則正しい生活をすることを勧めたいです。
受験勉強で培った集中力は医学部生になってからも、社会人になってからも役に立つと思います。
医学部生は理数系とされていますが、英語は入学後から必須で苦手教科でもやらなければなりません。
英語は早い段階から勉強しておくことをお勧めします。

●受験勉強で集中力が続かない理由
勉強には集中力が必要だと分かっていても、なかなか集中できず、気が散ったり、ぼーっとしたりしてしまう時があります。
勉強に集中力が続かない主な理由をまとめてみました。

1.問題の難易度が自分のレベルに合っていない
難易度の高い問題をやっていると問題を一つ理解するのに時間がかかり、問題集の進みが遅く、ヤル気が減退し、集中力も落ちて行くので、問題集のレベルを見直すと良いです。
2.睡眠不足
睡眠時間が不足すると集中力どころではありません。
眠気を感じたら、15分仮眠を取るだけでも頭がスッキリします。
3.今日の学習量を決めていない
今日はここまでやる!と決めておくと学習量が可視化され、後、どのくらいで終わるのか分かり、ヤル気が出ます。
勉強の前に今日一日どこまで学習を進めるのか決めましょう。

4.同じ教科ばかり勉強する
ずっと同じ教科を勉強していると飽きが来ます。
続けられるまで勉強して飽きたら別の教科に変えるようにすれば、勉強に飽きることなく集中できると思います。
5.学習環境が悪い
周囲がうるさ過ぎると勉強に集中できませんし、逆に静かすぎても落ち着いて勉強できないことがあります。
自分が勉強している場所の学習環境を見直してみましょう。
6.勉強する動機があいまい
集中して勉強するには目的意識がはっきりないとモチベーションが保てません。
なぜ、勉強するのか目的をはっきりさせましょう。

7.焦りがある
問題集を早く終わらせようと焦って問題を解こうとすると集中できません。
今、目の前の問題に取り組むことに意識を集中させます。
8.問題集が使いにくい
問題集のデザインや使いやすさが気になって集中できないことがあります。
愛着が持てるような問題集を選んで下さい。
9.勉強以外の悩みがある
友達関係や恋愛、家族の問題など勉強中に頭に浮かんでしまう悩みがあると集中できません。
そういう時は勉強をいったん中断し、悩みを紙に書き連ねてみると意外にスッキリします。

10.学習量を時間で見積もっている
あと3時間勉強しようと思うとダラダラ過ごしてしまう恐れがありますので、今日はこのページまで終わらせる!と時間より量で計ることをお勧めします。
11.休憩を取っていない
ノンストップで勉強をしていると効果が落ちますので、途中で上手く休憩を入れるようにして下さい。
12.糖分が不足している
ごはんをしっかり食べていないと脳に血液や栄養が不足し、頭がぼーっとして集中できません。
朝食抜きは元気が出ませんが、食べ過ぎても頭がぼーっとしますので注意して下さい。

集中しなくてはいけないという思い込みも良くありません。
いつでもどこでも集中できるわけではありませんので、「今日は調子悪いな」と思ったら、簡単な問題を少しずつやる程度にして気分や体調が回復するのを待つようにして下さい。

 

 

3.「医学部合格のためのテクニック」

●医学部受験合格のための前提条件
まず、知っておきたいのは医学部受験の偏差値と、医師としての資質に必ずしも相関関係はないことです。
英語はともかく数学、理科、国語、社会などで出題される問題は医師になった後、ほとんど必要ありません。
しかし、医師になるためには医学部に合格するしか道がありませんので、いかに要領よく受験科目の問題を解けるようになるか、成績を上げられるかに尽きます。

ただ、一朝一夕に成績は伸びませんので、別の能力、勉強し続ける能力が必要です。
医師になった後も、目の前の患者を診断して治療するには、問題を解決しようと模索する能力、勉強し続ける能力が必要です。
医学部受験の過程では、その能力が試されていると考えて下さい。

一見ムダに思える受験勉強ですが、成績を上げる前提条件である勉強し続ける能力がなければ、医師の資質があるとは言えません。
次に医学部受験で合格する人は、「思考は現実化する」ことを知っています。
普段から合格するイメージを持ち続けることで、成績の伸び方や受験の受け方も変わって来ます。

医学部に合格する人の特徴は、「勉強し続ける」ことの他に「愚直であること」があります。
自己流になる必要はなく、医学部に入学するには受験勉強のプロから学び、愚直に勉強し続ける必要があります。
スポーツの基本を学ぶように正しい受験勉強の方法があり、「医学部受験は範囲が限られていること」、「総合点で合否を評価すること」を踏まえ、忘れっぽく周囲に流されやすく飽きっぽい人間が、どういう方法で勉強していくか考える必要があります。

医学部受験で大事なのは基礎力で、標準的な問題を反復し、記憶を定着させることです。
よく勉強時間が問題になりますが、オンとオフの切り替えをしっかりし、正しい勉強法で集中することが大事です。
医学部であれば偏差値の高い大学である必要はなく、最も受かりやすい大学の医学部を選んで1年でも早く入学すべきです。

●医学部受験で合格するためのテクニック
考え方として医学部受験で合格最低点を取ることから逆算し、具体的な勉強方法、受験科目の特徴、模擬試験の受け方、志望校の過去問の使い方を知ることです。
受験でもっとも必要なのは暗記と復習で、模試やテストゼミを受けるなら復習しないと意味がありません。
普段の勉強も復習できなければ、新しい問題には手をつけず、2種類の問題集を1回やるより、1種類を2回やった方が合格の可能性は高いです。

問題を解くために必要な能力の段階は、①見たことがあること、②問題の解法を知っていること、③人に教えられることです。
見たことがあっても解けないので、解法を知っていること、そのために必要な基礎力をつけることです。
目指したいのは人に教えられるレベルで、教えることで実は自分の勉強になります。

まずは基礎力を身につけるために標準的な問題を徹底的にやります。
基礎力を身につけるために暗記と復習をするわけですが、記憶を定着させるために、問題集に前回解いたときの状態を書き込むようにし、解けなかった問題を分かるようにしておくと良いです。
医学部受験のポイントは苦手科目を作らず、標準的な問題を確実に落とさないことです。

参考書の使い方は問題を解いた後、理解を深めるために参考書を読み、一から読んで時間をロスしないようにします。
模擬試験は自分のレベルを確認する手段で、次の模試までにこの分野をマスターしようと目標設定に使えます。
医学部合格の大きな目標にたどり着くまで、一つ一つ達成していくやりがいを持つのに有効です。

医学部は大学の問題傾向に応じた対策を取る必要があり、過去問に徹底して取り組むことが重要です。
勉強し続けるためのテクニックとしてヤル気が起きない時は、音楽を聴く、勉強する場所を変える、身体を動かすなどして、とりあえず15分勉強し、別のことをします。
「思考は現実化する」という法則を利用し、SNSやブログを使って目標を公開・宣言して、せざるを得ない状況を作るのも方法です。

 

 

4.「医学部合格のための受験勉強中の楽しみ」

限られた時間で受験勉強をしていくわけですが、あまり根を詰めて勉強時間を長く取っても成績が上がるとは限りません。
国立大学医学部に現役合格する受験生は勉強と部活を両立し、部活を勉強のプラス材料にしています。
高校生になって百人一首を始めた受験生は、部活を選択する際に、自分の実力を冷静に判断し、忙しい運動部のような部活は選びませんでした。

もちろん、運動部でギリギリ頑張りながら、勉強を頑張れる人はOKですが、能力的に自信がなければ文化部の方が良いと思います。
百人一首で高校3年間に個人、団体戦で賞を獲得するくらいに頑張り、受験勉強の他に熱中できたものがあったことが自慢でした。
受験勉強のために「1番やりたいこと」を犠牲にせず、「2番目以下を切り捨てる」ことです。

熱中できるものは「バンド」でも何でも構いませんが、「一つだけ」にすることが大事で、たくさんあると勉強が後回しになります。
勉強と部活を両立させるテクニックはいくつかあります。
部活が楽しければ、その時間を確保するために限られた時間を有効に使って勉強するようになります。

もし、運動部なら生活パターンを朝型に変えて、夜9時に寝て朝4時に起床し、家を出るまで勉強することもできます。
休憩時間に少し布団に横になったらそのまま朝を迎えることになりかねないので、眠気に負けそうになったらシャワーを浴びた方が目も覚めるし、疲れも取れます。
バイトについては自分の勉強時間を確保することを優先し、それができないならスッパリ辞めることです。
医学部に合格できれば、高時給の塾講師や家庭教師のバイトはいくらでもできます。

 

 

5.「医学部合格のための受験勉強の息抜き」

勉強、勉強で頭が硬くなってしまうと、勉強の能率や効率が落ちてしまいます。
それで勉強の息抜きをしようとしてズルズル遊び続けてしまっては元も子もありません。
上手な息抜きの仕方を身につけたいものです。

ポイントは2つで①短時間しかかからないこと、②ゴールがあることです。
2つのポイントを満たした息抜きであれば、勉強そっちのけになる心配はありません。
例を挙げると銭湯やスパに行くことがあります。
長湯をしても30分程度で済みます。
ランニングも30分以上走ると疲れてくるので、ちょうど良い息抜きになります。

ただし、ゲームやテレビの息抜きは危険なので止めておきましょう。
医学部受験で現役時に失敗したという男性の体験談ですが、テレビゲームに夢中になったことが原因でした。
浪人することになってから、合格するまでテレビゲームは止めることにしています。
気分転換のためにテレビを見たり、漫画を読んだりする程度にして、予備校に通っていた元同級生と受験勉強の情報交換をしました。

医学部予備校でも受験生がリラックスして勉強できるように、環境を考えているところがあります。
カフェのような雰囲気で室内に観葉植物を置いていたり、飲み物やチョコレートが置いてあったり、勉強に疲れた時はスタッフに話しかけて息抜きをしたりしています。
勉強における最高の息抜きとは、集中力を回復させ、リセットした状態で勉強を再開し、頑張れるようにするものです。

そのために事前に「この場でできる自分が一番やりたい、最高の息抜きとは?」を考えておき、休憩時間に実践します。
例を上げると、ソファに寝転がり、好きなお菓子とコーヒーを飲みながらお気に入りの音楽を聴くこと、こたつに入ってみかんを食べてお気に入りのマンガを読むことなどがあります。
ここでポイントになるのは、「息抜きで手を抜かない」ことです。

ボーッとして何となくテレビを見たり、マンガを読んだりするのではなく、自分が一番やりたい最高の息抜きをすることで、ストレス解消をもっとも効果的に行えるのです。
一般的には勉強のやり方を工夫するだけで、休憩の取り方を工夫するという発想がありません。
「息抜きで手を抜かない」ことが大切で、受験勉強で注目されていない盲点だと思います。

最高の休憩を作り出せば、勉強効果の伸びしろは大きくなりますので、事前に自分にとって「最高の息抜き」は何なのか?を考え、複数の楽しみを一度に凝縮させると効果がアップします。
自分だけの最高の休憩メニューを作って、休憩時間に実行し、リラックス効果を極限まで高めることで日々の勉強効果をより高めることができます。