長期的に考える医学部受験(高校受験~国家資格まで)

駿台予備学校は日本国内に教室のある大手予備校です。
河合塾・代々木ゼミナールと並んで三大予備校と言われています。
駿台のキャッチフレーズは「第一志望は、ゆずれない。」です。
この駿台予備校は東京大学、京都大学に毎年1000人以上の合格者を出しています。
その点で合格実績もいい予備校といえます。
また、医学部を目指している学生も多く通っている医学部対策コースでは、医学部の特徴や傾向を踏まえた対策を行うことができる学校です。
合格者数でいえば駿台が発表している2014年度入試実績では国公立大医学部医学科で1875名、私立大医学部医学科で2496名と多数の合格実績を誇っています。

目次

1.医学部受験にお勧めの予備校 駿台とは

2.医学部受験のお勧めの予備校 河合塾とは

3.医学部合格がゴールではない 入学後の二大テスト 『CBTとOACE』編

4.医学部合格がゴールではない 入学後の二大テスト『国家試験』編

5.高校別医学部合格者数

 

 

1.医学部受験にお勧めの予備校 駿台とは

駿台予備学校は日本国内に教室のある大手予備校です。
河合塾・代々木ゼミナールと並んで三大予備校と言われています。
駿台のキャッチフレーズは「第一志望は、ゆずれない。」です。
この駿台予備校は東京大学、京都大学に毎年1000人以上の合格者を出しています。
その点で合格実績もいい予備校といえます。
また、医学部を目指している学生も多く通っている医学部対策コースでは、医学部の特徴や傾向を踏まえた対策を行うことができる学校です。
合格者数でいえば駿台が発表している2014年度入試実績では国公立大医学部医学科で1875名、私立大医学部医学科で2496名と多数の合格実績を誇っています。
中でも難関医学部への合格実績が高いため、国公立大学や、上位大学の医学部に強い予備校として、多くの受験生から支持されているそうです。
難関大学医学部の合格数の詳細でいうと、東京大学37名、京都大学71名、慶応義塾大学82名、東京慈恵会医科大学161名
この実績が「医療者を目指すなら、駿台を経てからが良い」と言われることになるのではないでしょうか。
駿台が打ち出している医学部対策としては
1. 情報力
2. 指導力
3. 教授力
詳しく駿台のHPから抜粋していくと
1. 情報力とは、駿台だから手に入る、豊富な医学部の入試データです。
医学部大学ガイダンス/医学部教授講演会
各大学医学部の教授や入試担当者による模擬講義や入試制度の説明。大学が求める真の医師像や、教育システム・入試制度にまで及んだ、各大学が提供する生の情報を得ることができる。説明会の終了後には個別相談も実施。
2013年度に実施された大学の例を挙げると
東京大学、東京医科歯科大、東北大、千葉大、横浜市立大、筑波大、群馬大、信州大、産業医科大、防衛医科大学校などです。
また全国国公立大学医学部医学科説明会を毎年秋に市谷校舎で実施(2013年は10月27日実施)
2013年は東京大学大学院医学系研究科教授 康永秀生先生の特別講演、東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科教授 秋田恵一先生の特別講演、各大学の教員による大学概要・入試制度・医学部教育内容の説明会と個別相談会を実施。全国の国公立大学医学部が資料配布から参加する一大イベント。
この市谷校舎は「医学部進学専門校舎」であり、全国の俊英たちと切磋琢磨する真剣な学び舎とされています。校舎の入り口に医学部への登竜門とも呼べる正門を建立して、開校以来延べ1万人以上の医学部合格者を輩出。
全国私立大学医学部医学科説明会は医歯薬専門校舎であるお茶の水8号館で、毎年秋に実施。全国の私立大学医学部29校が参加する。(2013年は10月6日に実施)
2013年は、慶應義塾大学の特別講演をはじめ各大学教授による大学説明会、大学ガイダンスや大学個別相談会・資料配布、さらに私大医系論文対策授業、駿台OB・OG個別相談や最新入試情報説明会などを実施した。
その他にも駿台OB、OGによる合格体験記で実態の不透明な部分を膨大な医学部受験合格実績により真に迫る合格術を伝授。
2. 指導力とは
医学部出願指導力:他を圧倒する合格実績から得られる情報力と、経験豊かな医学部進学指導担当による出願指導は、駿台の合格実績を生み出す要因の一つです。生徒一人ひとりの学力・適性を総合的に判断し、出願のアドバイスをします。
面接対策指導力:面接試験対策として本番同様の緊張感を持って模擬面接を行う。志望大学の合格者からの豊富なデータを基にした本番さながらの臨場感の中で、集団面接や討論面接の練習を行います。
論文指導力:医学部を受験する上で特徴的な科目として取り上げられるのが『論文』。しかし、その対策に力を入れている受験生はあまり多くないのが現状です。駿台の論文授業は、単なる『書き方』『見せ方』だけに留まらず、医学知識や時事的な要素を取り入れた『ライブの授業』。理論的思考を鍛え、問題意識を持って世の中の事象を的確に捉え、考える習慣を身につけます。
生活カウンセリング(メンタル面のフォロー体制):最難関たる医学部受験を乗り越えていく上で、心の健康は非常に重要。駿台では、受験生の心理や精神衛生面を「心の専門家」(生活カウンセラー)がサポート。「集中力が低下している」「自信がもてない」「十分に眠れない」「食欲があまりない」などの様々な受験生の悩みを、マンツーマン形式のカウンセリングでフォローします。
3・教授力:学問の本質を伝える講師陣がそろっています。
英語では医系英語のスペシャリストの先生が、数学では受験数学のオーソリティーの先生が。
心から支えて、最後まで応援してくれます。

このほかにも極める!医学部合格シリーズと題して様々なイベントも行われています。
1例では「親子で乗り切る大学入試」
これは高校生と保護者の方に知ってほしい大学入試の現状や最新の入試情報について、大学、学部系統別でわかりやすくご説明。
また、入試情報以外にも、高校と駿台の両立、現役合格に向けての学習法・学習計画、駿台の活用法などについて役に立つ情報のご提供。

受験は一人だけで頑張るものではない。まして、大切なのは勉強だけではない。
細やかなメンタルサポートや、親子の頑張り。そんなところまで考えて指導してもらえる予備校だなと思います。

 

2.医学部受験のお勧めの予備校 河合塾とは

河合塾は学校法人河合塾が運営する、愛知県名古屋市を本拠とする日本の大手予備校です。
代々木ゼミナール、駿台予備学校と並ぶ三大予備校の1つです。
河合塾は「すべては一人ひとりの生徒のために」をキャッチフレーズに経営されてます。
医学部合格への実績も豊富で、2014年度の合格者数は、東京大学1143名、京都大学1086名、公立大学医学部医学科1679名と数多くの合格者を出しています。
また、河合塾は浪人生や大検受験生のサポートもよく、浪人生にやさしい予備校と言われています。
特に、河合塾KALSが運営している医学部学士編入では、入学定員のおよそ45%が河合塾生という、圧倒的な合格実績です。
もちろん現役生にも現役合格に向けて、集中して学習できる環境があります。
ここから河合塾の医学部コースの特徴と強みを北海道校の案内より抜粋してご紹介していきます。
医学部合格をめざすために、高い学力と思考力を養う特別カリキュラムを用意。入試突破に必要な学習内容がすべて組み込まれ、塾生はカリキュラムに集中することで、効率よく効果的に受験対策を進められる。
・高度な論述力を養成する「トップ添削システム」
国公立大学の二次試験は、論述問題の割合が高い。ここで高得点をとらなければなりません。そのためには、何度も論述問題に取り組み、弱点を改善していかなければなりません。
トップ添削システムでは、日々の授業と連動させて、論述力を合格に必要なレベルまで引き上げます。
講師と採点者が採点会議を開いて、答案を綿密に検討して添削方針を決定します。その方針をもとに一人ひとりの答案を丁寧に添削。改善点を指摘して、解答を導くための解説や答案作成のアドバイスを行う。
対象科目は 医系:英語、数学、物理、化学、生物

・入試問題への対応力を高める「医学部専用テキスト」
医学部入試に精通して、数多くのテキストや模試を作成している講師たちが、多くの合格者を輩出してきた秘伝のテキストを作成。
これまで蓄積してきた傾向と対策に加えて、最新の入試問題分析を反映して、合格に必要な要素を盛り込んでいます。多くの合格者の中で、河合塾のテキストで学んだから合格できたと言われています。
これは『机の河合・テキストの河合』といわれるほど評判が高いです。
特に自習室は一般的な個別ブースに加えて、オープン型の自習室が設けられている校舎もあり、これは周囲のライバルたちの真剣な取り組みに刺激され、モチベーションが上がると人気があります。
さらにテキストは受験生から支持されており、受験生のバイブルとされています。
市販で売られている河合塾の参考書も、他校の受験生から評価を得ているほど質が高いといえるでしょう。

・東大即応、京大即応オープン/全統医進模試
Z会とタッグを組んで、東大即応オープン、京大即応オープン模試を、それぞれ年2回実施します。各オープン実施後には講師による解説講義も行われます。
単に問題解説を聞くだけでなく、出題意図を知ることで、答案を作成する力がさらに高まります。
全統医進模試では、英語、数学、理科(物理、化学、生物)に加えて、重要な合否ポイントとなる小論文も実施して論述力を評価します。
実際の入試に近い形で、合格までの距離を確認できます。
試験当日の流れを知るにもとてもいい機会だと思います。

・医学研究の最新情報に触れる医進特別講座
医療問題が面接や小論文のテーマとして問われる医学部入学試験では、これら医学の本質にかかわる問題は、知識として得るだけではなくて、実際に自分で考えてみることが重要となります。河合塾は、これら医療問題に加えて、今、社会に求められる医師像とは。など医師を目指す人が知っておくべきこと、考えてみてほしいことについて、実際の医師、医学研究の最新情報に触れる医進特別講座では、さまざまな立場の人たちからのメッセージを交えて、自分で考えるための講義を行います。

・シミュレーションで本番に備える面接試験対策
医学部医学科の入試では、ほとんどの大学で面接試験が実施されてます。
その面接では、医師にふさわしい資質を持っているかが求められます。
でも、面接対策は後回しになりがちになります。
河合塾は、全国の河合塾OB・OGから集めた面接データに基づいて、1人ひとり個別に面接練習を行います。そこで、医師になりたいという志望動機を明確にして、受け答えなどを徹底的に指導。
自分の意思を明確にすることにより、受け答えが形だけの言葉でなく、自分の言葉で話せるようになるのではないでしょうか。

・医学科情報満載の情報誌 医学科データブック
最新の医学科入試情報に加えて、河合塾ならではの学習アドバイスや面接・小論文対策などについてのレポート。医学科志望者必携の冊子を塾生のみ限定配布します。

その他でも、受験生の心理や悩みに詳しい専門の心理カウンセラーがいます。
受験に対する不安を感じた時は一人で悩まずに話をできる環境をつくっています。
ここは保護者の方も利用可能になっており、子供の受験で悩んで、誰に相談していいのかわからないときに利用できて、親にもうれしいと思います。
河合塾は対子供だけではなく、それを支える周りの環境設備もあり、親子一丸となって受験に臨める空間になっていると思いました。

 

3.医学部合格がゴールではない 入学後の二大テスト 『CBTとOACE』編

まずCBT OACEと聞いてわかる人はいるだろうか。
CBTは、臨床実習開始前までに修得しておくべき必要不可欠な医学的知識を総合的に理解しているかどうかを評価する試験で、OACEは、客観的臨床能力試験で、一般診療に関する基本的臨床能力を備えているかの評価を行う。
4年の終わりになるといよいよ5年生から始まる臨床実習。
この臨床実習の前に受験しなければいけないのが共用試験と呼ばれるCBTとOACEです。
この試験は、全国すべての医学部で実施されています。
車の免許に例えると仮免許試験です。仮免許試験に受からなければ路上教習がうけられません。それと同じでこの試験に合格しないと5年生への進級、臨床実習が行えません。
CBTは知識面の試験、OACEは技術面の試験になります。

ここからはそのテストを詳しく紹介します。

CBTとは
Computer Besed Testの略で、コンピューターを使用しての試験となります。
出題は200000もの問題の中からランダムで出ます。そのため一人ひとり解いている問題が異なり、カンニングが一切できないようになっています。1日で6ブロック(1ブロック1時間)を解き、約60%前後(各自問題が違うため人によって差がある)が合格ラインとなります。合格率は全国で8割程度になることを目安に作成されているようです。
出題される問題は320問で、そのうち240問がプール問題からの出題です
(プール問題とは前年までの試行で正答率などのデータが判明している問題)
これが採点対象となります。
残りの80問は新作問題で、正答などのデータを取るために出題されていて、これらは採点には入りません。
どの問題が採点対象のプール問題かは受験者にはわかりません。
この試験は各大学の臨床実習開始前に行われるので、4年生の12月から3月に行う大学が多いです。
出題範囲は医学教育モデル・コア・カリキュラムで定められています。
・基本事項(医療倫理など)
・医学一般(基礎医学)
・人体各器官の正常構造と機能・病態・診断・治療(各科臨床)
・全身におよぶ生理的変化・病態・診断・治療(各科臨床)
・診療の基本(診断、検査、OSCE系知識)
・医学・医療と社会(公衆衛生)

範囲はかなり膨大です。どの科目も偏りなく出題されます。
そのため、一部だけではなく、まんべんなく全体に学習が必要です。

OACEとは
Objective Structured Clinical Examinationの略で、客観的臨床能力試験と呼ばれています。
これは臨床能力をはかる試験で、実施試験が課せられます。
実際に一般の模擬患者さんを相手にして、基本的な診察法や問診の取り方、外科手技、救急手技などを行い、手技の正確さや診察態度、服装、言葉遣いなどが評価の対象となります。そのためそれなりの対策が必要となってきます。
試験は半日かけて行われ、診察内容は頭部、胸部、神経などに分けられてます。
それぞれ1つの部屋を割り当てられていて、受験生は合図に従って、各部屋を順に回って行って試験を受けていきます。
この各部屋をステーションと呼んでいます。採点は各ステーションごとに行われ、追試もステーション単位になっています。
部屋に入ると紙に書かれた課題を渡されます。
各ステーションには採点官が2~3名と模擬患者がいます。
必要な用具、救急人形、血圧計などがおかれています。
課題開始から終了まで、試験官は何も言ってはくれません。そのために手袋を正しくつけられないまま時間切れになったりということもあります。
共用試験ナビにサンプルの課題シートがのっていたので、参考にしてみてください。

医療面接
患者:田中花子(たなかはなこ)さん 50歳 女性
田中さんは初めて外来を受診されました。
下記の項目(●)の医療面接を行ってください。
制限時間は10分です。
●導入:オープニング
●良好なコミュニケーション
●医学的情報を聞く
●心理・社会的情報を聞く
●締めくくり
*順序だった、流れに沿った円滑な医療面接を心がけてください。
*必要があればメモを取ってください。メモは、面接終了後回収します。持ち出さないでください。
*必要な場合は実技開始前に患者さんと自分の椅子を適切な位置と向きに調整しても構いません

このような試験で事前に作成したメモや、参考書などを試験会場に持ち込むことは禁止されています。また、医療面接の試験室で話を始める前に、メモ用紙や自分の手に聞くべきポイントをメモ書きするのも不正行為とみなされます。
ステーションに用意されている用具のすべてを使うとは限りません。
必要な用具だけを選択して使います。
少ない時間の試験ですので、何が今必要でそうでないか、見極めることが大切です。

CBTもOSCEも不合格者は追試を受けることができます。
ただし、追試でも合格できなかった場合は臨床実習能力なしと判断されます。
そのため定期試験をすべて合格していても留年になります。
実際にどの大学においても、4年生から5年生に進級できずに留年する人の数は多い傾向にあります。
そのためCBT、OSCE試験は医師になるための1つの壁になっていると言えます。

 

4.医学部合格がゴールではない 入学後の二大テスト『国家試験』編

医師国家試験とは、国家資格の1つで、医師免許を取得するための国家試験です。
この試験に合格しないと医師にはなれません。
医学部の入試競争が高い一方で、医師国家試験の合格率はほとんどの大学医学部で90パーセント前後とされています。
これは司法試験などのほかの国家資格よりも高くなっています。
しかしこれは、医師国家試験が簡単なのではなく、「医学の正規の過程を修めて卒業すること」が受験の前提条件とされているため、医学部入試に合格したあとから、最終学年に進級し、そして卒業試験に合格して医学部を卒業するまでの過程が必須となります。
結果的に、医師国家資格にほぼ合格できる知識を有しているとみなされた学生だけが受験できる。
そのため合格率が上がっているのです。
近年では、国公立大学、私立大学ともに卒業試験として、医師国家試験に近い形式の試験を実施するところが増えています。
そのため、国家試験に合格する見込みのない学生は卒業できなくなり、国家試験の受験ができなくなります。
毎年この卒業試験で20名以上が落ちる大学もあり、各大学ともに国家試験の合格率に重きを置いていることがわかると思います。
単に合格率だけをみて、簡単だとは思わないでください。
その試験を受ける資格すらもらえない場合も考えられるのですから。
また逆に考えれば、それだけ厳しく受験資格をもらえても10パーセントは不合格になるということになります。
それほど医師国家試験が厳しいということです。
この試験に向けて医学生は5月の中ごろから、臨床実習をやりながら国家試験を意識した勉強を始めます。
6月ごろからは、卒業試験と並行して、国家試験対策に力を入れていきます。
この勉強はCBTの倍にも及ぶ量の過去問題集を解いたり、国家試験対策のビデオ講座を見たりと、試験のある2月中旬までの半年は勉強漬けの毎日を送ることになるでしょう。
また、医師国家試験は3日間にも及びます。
1日3セクション 合計9セクションに分かれており、計500問の選択肢問題で朝から晩まで行われます。
試験内容としては
・必須の基本的事項・一般問題
・必須の基本的事項・臨床実地問題
・医学総論・一般問題
・医学総論・臨床実地問題
・医学各論・一般問題
・医学各論・臨床実地問題
全ブロックで問題文と別冊に分けられている。
別冊には問題文が参照する検査画像や写真、図などが含まれている。
マークシートは記入欄が縦ならびと横ならびのパターンがある。
得点は一般問題を1点、臨床実地問題を3点として計算されます。

昨年の医師国家試験の合格基準は
必修問題 200満点中160点以上
必修問題を除いた一般問題 199点満点中130点以上
必修問題を除いた臨床実地問題 600満点中397点以上
禁忌肢問題選択数 3問以下
となってます。
問題の傾向としては、毎年メジャー科(内科(消化器内科、循環器内科、血液内科、神経内科など内科全般)、外科(消化器外科、循環器外科、呼吸器外科)、産婦人科、小児科)
が15~30問、マイナー科(眼科、耳鼻咽喉科、整形外科、精神科、皮膚科、泌尿器科、放射線科、脳神経外科、麻酔科などですが参考書などのマイナー6科目とは眼科、耳鼻咽喉科、整形外科、精神科、皮膚科、泌尿器科をいう)
が10~20問となってます。しかし精神科だけはマイナー科であるが毎年20問以上が出題されている。この精神科の出題は毎年傾向が変わり、その年により難易度も異なってくる。近年の傾向として特徴的な科は麻酔科と放射線科。麻酔科は設問数が大幅に減少し、難易度も下がっている。放射線科も出題数は少なくて、副作用と放射線防護についてがほとんどです。
試験が3日間も続くので体力的にも精神的にも大きなダメージがある医学生も多くみられます。単純に知識量だけではなく、体力、精神力も必要な試験となってきます。
これは医学部受験勉強を体験した人ならわかると思います。
いや、医学部受験以上に大変となります。
医師になるために医学部受験、合格がゴールではない。
入学しても日々勉強、医師になってからもめまぐるしい医療の進歩に、日々新しい治療を覚えなくてはならない。また、認定医試験や専門医試験などの試験もあります。
医学部を合格するための学習はこれらの大きな壁を乗り越えるための準備であるといえます。

 

5.高校別医学部合格者数

2013、2014年度の国公立大学医学部医学科の合格率ランキング
2014年度                   2013年度
1位 ラ・サール(97人、42.2%) 鹿児島県   灘(87人、38.8%)
2位 東大寺学園(80人、37.2%) 奈良県    ラ・サール(81人、34.9%)
3位 甲陽学院(66人、32.8%) 兵庫県     久留米大附設(60人、29.9%)
4位 久留米大附設(62人、30.5%) 福岡県   東大寺学園(63人、28.4%)
5位 灘(62人、28.2%) 兵庫県        広島学院(46人、26.3%)
6位 東海(114人、27.3%) 愛知県      青雲(52人、24.5%)
7位 青雲学園(49人、25.4%) 長崎県     東海(101人、24.0%)
8位 白陵(42人、23.2%) 兵庫県高砂市    愛光学園(51人、23.4%)
9位 愛光学園(50人、22.2%) 愛媛県     金沢大附属(27人、22.0%)
10位 大阪星光学院(44人、21.2%) 大阪府  昭和薬科大附(45人、21.2%)
*現役合格者だけでなく卒業生も含む

2014年度現役合格率の高校ランキングでいうと
1位 筑波大付属駒場(54.3%) 東京
2位 灘(48.6%) 兵庫
3位 甲陽学園(42.3%) 兵庫
4位 東大寺学園(41.2%) 奈良
5位 桜蔭(37.4%) 東京
2014年度の合格率を見比べて高校別合格率と現役合格率とではランキングに大きく変動があることがわかる。
国公立大学医学部医学科合格者の場合、現役か浪人かはあまり関係がないのかもしれません。
卒業生230人中42.2%が国公立大学医学部医学科に合格というラ・サール高校、
合格率は少ないものの、114人もの合格者を輩出する東海高校もすごいです。
また、どこの医学部医学科かという難関的にみると、灘高校の東大理Ⅲに12人合格という結果もすごいです。
ベスト10の中で5校は近畿圏の中高一貫私立校です。
では私立高校が受験には有利なのか。
ここで私立高校と、公立高校の比較をしてみたいと思います。

先生について
まずは私立高校の先生の指導レベルが高いことが言われます。
私立高校は公立高校と違って、学校が直接先生を募集して採用できるので、本当に実力がある先生だけを採用し、授業を行えるからです。
そのために、あの先生に教えてもらいたいと希望して入学することも可能でしょう。
それに対して、公立高校の先生のレベルはどうなのでしょうか。
公立高校では県の教育委員会によって先生が配属されます。
レベルの高い先生は偏差値の高いこの学校へ、などという割り振りはされてないので、どの先生にあたるかはどの学校によっても運の要素が高いと言えます。
ただレベルの高い先生にあたる確率もあるので、その時は公立でよかったと思えるでしょう。

授業進度について
私立高校は基本的に、授業を2年生までにすべて終わらせます。
そして高校3年になったら、1年間しっかりと受験勉強をします。
生徒のレベルもある程度高いため、上位に合わせて行うことにより授業速度が速く、課題を終わらすことができるようになるのです。
ただ上のレベルに合わせてどんどん先に進むために、授業についていけずに落ちこぼれてしまうこともあるかもしれません。しっかりとカリキュラムについていくことができるならば、成績も必然的にあがります。
それに比べて公立高校は遅いところでは、高校3年生の冬まで授業が終わらないところもあります。
受験までに授業が終わりそうになくて不安だという生徒もいるのだとか。
しかし、公立高校でも進度が速いところもあります。
理数科のクラスで、医学部や難関大理系への進学するための受験クラスになっている場合は、授業速度が速いことが多いです。

意識の高さ
私立高校は周りの生徒の意識が高いと聞きます。
特に名門私立となるとテストの点数を競い合ったり、教えあったり、一緒に勉強したりすることで励みになるし、競い合うことで成績の向上も期待できます。
また、情報を共有しあったり、ほかの人をものさしにして、自分に今何が借りていないのか、次に何の勉強をしたらいいかなどをはかることもできるのです。
公立高校でも、進学校なら周りの意識やレベルは高いでしょう。でも普通の高校ならば、周りに一緒に頑張る仲間も見つけづらく、情報の共有も少なくなるでしょう。
ただ、逆に周りに医学部を目指している生徒がいるのなら、公立高校でもともに切磋琢磨できる関係になるのではないでしょうか。

ここまで比較してきて、総合的に比較的偏差値の高い私立高校の方が、医学部受験には有利だといえると思います。
先生のレベルや周りの環境に優れているところのほうが、成績の向上もみられるのではないでしょうか。
ただし、本人のやる気と頑張りがあれば、公立高校でも同じように成績を伸ばすことは可能です。
最後に1点 公立高校の最大のメリットは学費が安いということです。
私立は良い面がたくさんあります。
しかしそれに伴って、学費も高いです。
それだけの費用を払うだけの価値もあるのでしょうが、実際に通う子供の意志の問題でもあります。
一生懸命頑張る子供には、親も最大限のサポートをしてあげようと思うでしょう。
私立に行こうと思うのであれば、本当に努力する覚悟があるのか、最後まで頑張りつづけられるのか、真剣に親子で向き合って話し合うのが大切だと思います。
実際に最後に必要なのは本人の強い意志になるのですから。